2024 年 11 月 30 日更新
近年のバイオサイエンスの進展と相呼応して、生体あるいはその構成要素(タンパク質・細胞など)とのインターフェースで機能する材料、すなわち、バイオマテリアル(Biomaterials)に対する関心は非常に大きくなってきている。バイオマテリアルの中には、人工臓器、ドラッグデリバリーシステム、バイオセンサなどの先端デバイスの中核素材として、すでに実用化されているものも数多い。また、外部刺激に応答してその構造や機能を変化させる材料(インテリジェントマテリアル)や、細胞の増殖・分化を適切な方向へ誘導する細胞応答制御材料といった新しいバイオマテリアルの研究・開発も各所で活発に進められるようになってきている。
------片岡一則編「生命材料工学」(裳華房)より

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2024/11/30
オラシオ・カブラル客員研究員(東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻准教授)のグループが発表した論文 "Nanoenabled IL-15 Superagonist via Conditionally Stabilized Protein-Protein Interactions Eradicates Solid Tumors by Precise Immunomodulation" が Journal of the American Chemical Society (Vol. 146, Issue 47, 32431-32444, ACS Publications 発行) のカバーを飾りました。
Paper / Cover
2024/11/20
片岡一則センター長が Clarivate Analytics (Web of Science)の 2024 年度 Highly Cited Researchers に選ばれました。
プレスリリース
List of 2024 Highly Cited Researchers
Researcher Page (Kazunori Kataoka)
2024/11/16
11 月 8 日に片岡一則 センター長が川崎市社会功労賞を受賞しました。
2024/10/05
オラシオ・カブラル客員研究員(東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻准教授)のグループが発表した「Nanoenabled IL-15 superagonist via conditionally stabilized protein-protein interactions eradicates solid tumors by precise immunomodulation」と題する論文が Journal of the American Chemical Society に掲載されました。
▶ (10/03)EurekAlert!
▶ (10/04)東京大学工学部/東京大学大学院工学系研究科 プレスリリース
2024.09.06
Sabina QUADER 副主幹研究員が CRS 2024 Annual Meeting & Exposition (Bologna Congress Center, Bologna, Italy) にて Top Poster Award を受賞しました。受賞タイトルは「pH-sensitive nanomedicine with tailored dynamic covalent chemistry enables stepwise drug release in the glioblastoma microenvironment」(共著者:X. Liu , H. Kinoh , K. Kataoka)です。