iCONM KiDS あいこんきっず

お知らせ

2026.08.25

洗足学園高校1年生の生徒が
iCONMで1日研究者体験

8月4日、昨年に引き続き、洗足学園高校1年生の生徒28名がiCONMを訪れ、研究者体験のサマーインターンシップを行いました。

はじめに、島﨑 眞・コミュニケーションマネジャーが、iCONM/CHANGEについて説明しました。iCONMの施設デザインから「体内病院」の構想、プロジェクトCHANGEの目的である「ケアの需要と供給のバランス」や活動内容について説明しました。生徒たちは終始真剣に話を聞き、熱心に耳を傾けていました。

その後、4班に分かれ、カデール副主幹研究員、トッカリー主任研究員、佐藤 秀介・主任研究員、島﨑 眞マネジャーとのキャリアデザイン交流会を行いました。中でもカデール、トッカリー両研究員との意見交換では、英語での会話に挑戦。それぞれが気になることを、一生懸命質問していました。また、佐藤、島﨑両名には進路やスキルに関する質問が多く寄せられ、これから迎える文理選択について考える機会にもなったようです。
見晴らしのよい4階のマグネットエリアで昼食を済ませた後は、ナノ医療研究に必要な4つの実験に取り組みました。

① グローブバッグ内での粉体の移し替え

② 電気泳動によるDNAの精製

③ ナノマシンのサイズ測定

④ 共焦点レーザー顕微鏡を用いたヒト子宮体癌がん組織の薬理学的観察

今年もiCONM研究者の4割を占める外国籍研究者の協力のもと、実習を進めました。生徒たちは慣れない英語でのやり取りに戸惑いながらも、分からないことは積極的に質問し、一つひとつの実験に取り組んでいました。また、実験内容だけでなく、「研究者は一日をどのように過ごしているのか」「どのくらい危険な薬品を使うのか」など、研究職の具体的生活についてもさまざまな質問が飛び出しました。

最後に、一日を通しての振り返りを行いました。「研究者は実験室にこもって黙々と実験をしているイメージだったが、研究者同士がコミュニケーションを取りながら研究を進めている姿を見て、イメージが大きく変わった」「異なる分野の人たちが知識や考えを持ち寄り、協力して新しいものを生み出す仕事に魅力を感じた」「文系・理系の選択だけで将来のすべてが決まるわけではないと気づき、自分の将来について以前より前向きに考えられるようになった」など、一日を真剣に過ごしたことが伝わる感想を聞くことができました。

後日、生徒たちから送られてきたレポートはすべて英語で書かれていて、日常体験できないことに対する率直な気づきや感動が滲み出るものでした。マグネットエリアの言われに影響された生徒が多く、多様性を活かすことの重要性や、複数のスキルを組み合わせて自分だけの特殊なスキルを作ることの必要性を知り、今回の体験が、生徒の皆さんがこれから自分の進路や将来について改めて考える際の参考になれば幸いです。