かんはいせつ Liver Excretion
生体に投与した薬剤は、何も操作を加えなければ全身に広がり希釈され、その多くは代謝され速やかに尿や胆汁に排泄される。肝臓内の類洞と呼ばれる部位で、毛細血管から胆管に排泄される仕組みを肝排泄と呼ぶ。肝機能が低下している場合、十分な薬物排泄ができず中毒となる可能性があるため、肝排泄をメインとする薬剤の使用は控えるのが一般的である。
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