じんはいせつ Renal Excretion
生体に投与した薬剤は、何も操作を加えなければ全身に広がり希釈され、その多くは代謝され速やかに尿や胆汁に排泄される。腎臓の糸球体と呼ばれる器官(毛細血管の塊)においてろ過され、毛細血管から尿細管に排出される仕組みを腎排泄という。腎機能が低下している場合、十分な薬物排泄ができず中毒となる可能性があるため、腎排泄をメインとする薬剤の使用は控えるのが一般的である。(肝排泄 参照)
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