iCONM KiDS あいこんきっず

iCONMの研究紹介

iCONMって何ナノ?<6>~脳に薬を届ける~

Q. どうやって脳にお薬を届けるのですか?
A. 脳のバリアを突破する工夫をしています。

認知症など、脳神経疾患を治療するには脳に薬を届ける
必要がありますが、これまで、脳に薬を届けることは困難でした。
脳には「血液脳関門(けつえきのうかんもん)」というバリアがあるためです。
大切な脳を守るため、脳に不必要なものを入れないようにする
人体の防御機能なのですが、これでは大切なお薬も脳に届きません。
このバリアを越えるため、ナノマシンの外側に脳の“大好物”をまとわせました。

脳の“大好物”、それはブドウ糖です。
大好きなブドウ糖が近づいたことを察した脳は
このナノマシンを取り込んでしまいます。

脳内に効率よく薬を届けることができると、
薬の量を減らせるので、副作用と医療費の低減に繋がります。

iCONMでしている研究を紹介します!
どんな研究をしているのか、どんなことに役立つのか、わかりやすく説明します。