社会連携ラボ
株式会社メトセラ
ラボの紹介
~心不全治療に、革命を起こす~
メトセラは2016年3月に創業された臨床段階の再生医療スタートアップです。メトセラでは心臓に様々な種類の線維芽細胞が存在することを明らかにし、その中でもVCAM1陽性の線維芽細胞(VCF: VCAM-1陽性線維芽細胞)が心不全治療に効果的だということを発見しました。これまで、VCFは優れた心組織再生効果を示し、試験において心機能改善が確認されています。
ラボ代表者情報
岩宮 貴紘
代表取締役
岩宮 貴紘
代表取締役
会社概要
株式会社メトセラは前臨床段階のバイオベンチャーです。現在私達は根本的な治療方法のない慢性心不全を対象とし、心臓線維芽細胞( VCF; VCAM-1-陽性心臓由来線維芽細胞)を用いた、細胞医薬品の研究開発を行っています。心不全とは心筋梗塞などにより、心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液を十分に送り出せなくなった状態のことをいいます。
新しい技術で心不全に治療の選択を
私達が目指す心不全治療は「傷ついた組織や細胞を補う」通常の再生医療とは異なります。メトセラの研究により、VCF投与で、心組織の微少環境が改善し、内在する心筋細胞の機能が回復することが分かりました。
VCFによる心機能改善効果はラットとブタの慢性心不全モデルにおいて検証されています。ヌードラットにおいては、心機能の評価に用いられる左室駆出率(EF)がコントロールに比べ、VCF投与群は26%改善しました。
チーム
創業者の一人である岩宮貴紘(医学博士)は長年臓器再生やバイオエンジニアリングの研究に従事し、現在メトセラではR&Dを率いています。もう一人の創業者である野上健一は銀行、金融業界での経験をもとに、臨床開発や事業戦略をリードしています。
また、国内外にいる様々な分野のアドバイザーから、ビジネス・研究開発・製造と多方面からサポート頂いてます。