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7/30(土)第4回iCONM市民公開講座を開催致しました
令和4年7月30日(土)、第4回iCONM市民公開講座をZoomにてオンライン開催致しました。今回は夏休み特別編として中学生・高校生を対象として「先輩の経験談に学ぶあなたの未来デザイン」をテーマにキャリア教育の一環として企画しました。
講座の冒頭ではiCONMの片岡一則センター長が「越境する好奇心を養おう!」と題し、
ルイ・パスツールがワインの醸造過程で酒石酸という物質に好奇心を抱き「光学異性体」の発見に至ったこと、そして肉汁の腐敗が外部から侵入した微生物によるものであることを証明したことなど「越境する好奇心」がもたらした偉大な業績を例に、参加者へ向けて、自分の専門領域に籠るのでなく、他領域にも足を踏み入れると新たな視点で物事を観ることができるというメッセージを贈りました。
トークセッションでは、iCONMと関連機関で働く7名が登壇し、一日の業務スケジュール、具体的な仕事の内容、仕事を志したきっかけやエピソード、看護師や薬剤師、獣医師の免許・資格を持つ人たちの職業選択をテーマにトークが繰り広げられました。
トークセッションの後には、グループセッションとして少人数に分かれて、登壇者へ直接質問や進路・職業選択についてのアドバイスやヒント、仕事で苦労する点ややりがいを感じる点など、ざっくばらんに登壇者とコミュニケーションをとる場面もありました。
参加者からは「将来は薬の研究をしてみたい、どんなアプローチがある?」「臨床・非臨床の獣医師の役割とは?」「今の仕事に役立っていると感じる子供のころの経験はある?」「英語の論文ってどうやって読んでいるの?」「進路選択に悩んでいる、大学へ進むうえで考えておくべきことは?」など様々な質問があり、登壇者や研究内容に対して深い興味を持っていただけたことがうかがえました。
iCONM初の試みとなる中学生・高校生を対象とした講座でしたが、研究内容のみならず、働いている人たちを身近に感じてもらい、iCONMに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。また、今回のイベントが参加学生一人ひとりの進学・進路を決めていくうえでのきっかけや参考になれば嬉しく思います。ご参加いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
次回の市民公開講座につきましては、詳細が決まりましたらホームページにてご案内いたします。どうぞお楽しみに。
【片岡センター長より「越境する好奇心を養おう!」】
【トークセッションの様子】
【参加者の皆さんと一緒に記念撮影】
☆今回の市民公開講座について、8月12日(金)にかわさきFM「かわさきUPSTREAM」にてクローズアップいただきました。イベントに参加くださった川崎市立川崎高校附属中学3年生の高木萌伽さん、iCONMイノベーション推進チームの山本美里が生出演し、イベントの振り返りや参加しての感想などをお話いたしました。
【ラジオスタジオにて生放送に挑戦しました。
右:パーソナリティのポマーレ反町さん、左:高木萌伽さん、中:iCONM山本】