プロジェクト
文部科学省科学研究費助成事業 採択課題一覧
2021年度(新規・継続分)※期間はiCONMとして参画した年度を記載しています
※注記無しは研究担当者
研究種目名 | 研究課題名 | 研究者 | 役職 | 採択期間 |
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若手研究 | 経口投与で全身のがんを標的化する新規プロドラッグ型高分子ミセルの開発 | 持田 祐希 | 主任研究員 | R1-R3 |
基盤研究(C) | 酵素活性調節ペプチドの探索を目的とした進化分子工学技術の開発 | 上野 真吾 | 副主幹研究員 | R2-R4 |
若手研究 | Histone-Hitchers: Enabling Non-Viral Gene Therapy to Non-Dividing Cells | トッカリー セオフィルス | 研究員 | R2-R3 |
若手研究 | Therapeutic polymer nanoreactor with site-specific activation of targeting Warburg metabolism for metastatic breast cancer treatment | LI, Junjie | 研究員 | R2-R4 |
基盤研究(A) | 脳疾患部位を標的とする先端的核酸デリバリー技術の確立と脳疾患治療への挑戦 | 林 光太朗 <研究分担者> |
研究員 | R2-R5 |
特別研究員奨励費 | メッセンジャーRNAデリバリーのための高分子ミセル型ナノキャリアの開発 | 片岡 一則 [Fellow] VAN GUYS, Joachim |
センター長 | R2-R4 |
研究課題名:脳内に核酸医薬を送達する高分子ミセルの創製と脳神経系難病の標的治療への展開
研究期間:2013年度〜2017年度
研究代表者:片岡一則
研究の背景と目的:患者数が20万人を超えて増加の一途を辿っている脳神経系疾患の中で、アルツハイマー病等の分子メカニズムが解明されている疾患に対しては、核酸医薬による分子治療が特に有効であると考えられている。しかし、この治療法の実現のためには、ニューロン等の標的細胞内へ核酸分子を導入し、機能発現させることのできる核酸キャリアが必要不可欠である。一方、標的となる細胞が存在する脳は、高度に発達した生体バリアに守られているため、薬剤の送達が極めて困難な部位であることが知られている。
この様な背景を鑑み、本研究課題の目的は、強固な生体バリアを克服して脳神経系に核酸医薬を送達するナノサイズの核酸キャリアを構築すること、およびアルツハイマー病などの脳神経系疾患の分子治療に対する核酸キャリアの有効性を実証することである。具体的には、両親媒性ブロック共重合体の自己組織化により形成される高分子ミセル(図1)をプラットフォームとし、「生体適合性」「標的指向性」「環境応答性」を完備した人工ウイルスとも言うべき多機能性核酸キャリアの開発に向け、研究を推進する。
終了課題
研究種目名 | 研究課題名 | 研究者 | 役職 | 採択期間 |
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特別推進研究 | 脳内に核酸医薬を送達する高分子ミセルの創製と脳神経系難病の標的治療への展開 | 片岡 一則 | センター長 | H27-29 |
特別研究員奨励費 | 難治性がん治療を指向する多機能型タンパク質ナノ粒子の創製 | 片岡 一則 [Fellow] XIE, Jinbing |
センター長 | H28-30 |
特別研究員奨励費 | 腫瘍内での薬剤を長期間にわたって生成スルナノリアクタシステムの構築 | 片岡 一則 [Fellow] LI, Junjie |
センター長 | H29-31 |
基盤研究(B) | 妊娠したがん患者を安全かつ効果的に治療するナノ医薬戦略の研究 | 持田 祐希 <研究分担者> |
主任研究員 | H27-31 |
基盤研究(C) | 再発する難治がんに存在する治療抵抗性がん幹細胞を標的とする新規ナノミセルの創出 | 喜納 宏昭 | 主幹研究員 | H29-31 |
基盤研究(C) | 腫瘍深部イメージングによる腫瘍内不均一性の評価とDDS受動制御 | 藤 加珠子 | 研究員 | H27-29 |
挑戦的萌芽研究 | Exploiting Neomycin-RNA complexation to create PIC micelle based efficient transportation for therapeuic siRNA | QUADER Sabina | 主任研究員 | H28-29 |
特別研究員奨励費 | 細胞内標的化スマートナノDDSを用いた効率的かつ安全ながんワクチンの開発 | QUADER Sabina [Fellow] MAITY, Ranjan Amit |
主任研究員 | H29-30 |
挑戦的萌芽研究 | ビタミンCにより活性化される酸化型高分子ミセルを用いた超選択的がん治療法の開発 | 持田 祐希 | 主任研究員 | H27-28 |
若手研究(B) | 超分子金属錯体の特異性を駆使したsiRNAキャリアの構築と難治がん治療への展開 | 持田 祐希 | 主任研究員 | H29-30 |
研究活動スタート支援 | 温度応答性セグメントを組み込んだ生分解性高分子ミセル型核酸キャリアの構築 | 林 光太朗 | 研究員 | H28-29 |
若手研究(B) | ペプチドアレイ定量に基づいた未踏ペプチドリガンド配列の分子進化的探索 | 上野 真吾 | 副主幹研究員 | H28-30 |
特別研究員奨励費 | 免疫チェックポイント阻害を伴う光熱/自殺遺伝子療法を実現する高分子ミセルの創製 | 片岡 一則 [Fellow] WANG, Zheng |
センター長 | H30-R2 |
基盤研究(A) | 悪性脳腫瘍の標的免疫療法を実現する脳腫瘍浸透型ナノキャリアの開発 | 片岡 一則 | センター長 | H30-R2 |
若手研究 | Developing brain-penetrating anti-inflammatory nano-medicines to treat neurodegenerative diseases | GONZALEZ CARTER, Daniel Angel |
研究員 | H30-R2 |
若手研究 | 生分解性ブロック共重合体を用いたミセル型高分子核酸キャリアの構築と機能評価 | 林 光太朗 | 研究員 | H30-R2 |
若手研究 | Reticuloendothelial system blockade by PEG-oligo(amino acid) block copolymers: A strategy for functional tuning of nanomedicine pharmacokinetics | DIRISALA, Anjaneyulu | 研究員 | H30-R2 |
挑戦的研究(開拓) | 免疫チェックポイント阻害剤のin situ増幅による膠芽腫のmRNA療法 | 片岡 一則 | センター長 | H30-R2 |
特別研究員奨励費 | 肝細胞特異的RNA送達システムを用いた生体内ゲノム編集 | 片岡 一則 [Fellow] ABBASI, Saed |
センター長 | H30-R2 |