プロジェクト
※期間はiCONMとして参画した年度を記載しています
事業名
医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日・スペイン共同研究
研究開発課題名
脳におけるCPT1を標的とした薬物送達:肥満や癌と戦うための新しいナノ医薬品ベースのアプローチ
期間
2019.1-2021.12
研究開発代表者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター 主任研究員
QUADER Sabina
研究開発代表者(スペイン)
Universidad Internacional de Cataluña (UICBarcelona)
Rosalía Rodríguez-Rodríguez
概要
脳脂質代謝において重要な酵素であるCPT1に焦点を当て、肥満および脳腫瘍と闘う新しいナノメディシンベースの治療法を開発する。
事業名
感染症実用化研究事業 肝炎等克服実用化研究事業
B型肝炎創薬実用化等研究事業
研究開発課題名
個別化医療に対応したゲノム編集技術による肝臓内HBVゲノムの完全不活化を目指した革新的治療法の包括的開発
分担研究開発課題名
肝臓特異的なRNA輸送担体の開発
期間
2017年度-2021年度
研究開発代表者
国立研究開発法人国立国際医療研究センター
肝炎・免役センター ゲノム医科学プロジェクト長
溝上 雅史
分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則
概要
B型肝炎ウイルスを不活性化するためのゲノム編集酵素を、メッセンジャーRNA (mRNA)の形で肝臓へ特異的に送達し、B型肝炎を治療することを目指している。そのために、静脈内投与後、異物認識機構を回避し、mRNAを肝細胞に効率的に送達するための設計、及び、その間の血液中でのmRNA酵素分解を防ぐための設計を組み込んだ革新的ナノマシンの開発を行っている。
事業名
次世代がん医療創生研究事業
研究開発課題名
DDS技術を基盤とした革新的がん治療法の開発
分担研究開発課題名
がんの微小環境を標的とする薬剤および核酸医薬搭載ナノDDSの開発
期間
2016年度-2021年度
研究開発代表者
東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授
西山 伸宏
分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則
概要
本研究では、DDS、がん分子生物学、臨床腫瘍学の専門家による研究チームを形成し、革新的ナノDDSの開発、革新的薬剤シーズの開発、革新的評価法の確立の3つの柱となる研究開発を行うことによって、がん細胞のネットワークを標的する革新的ナノ診断・治療薬を創出することを目指している。当センターの分担研究では、革新的ナノDDSの開発を行っている。
《終了事業》
事業名
感染症実用化研究事業 肝炎等克服実用化研究事業
B型肝炎創薬実用化等研究事業
研究開発課題名
人工キメラ遺伝子と肝臓特異的な輸送担体の開発を基盤とした肝臓内HBVDNA不活化を目指した新規治療法の開発
分担研究開発課題名
肝臓特異的なドラッグデリバリーシステムの開発
期間
H28.4.1~H29.3.31
研究開発代表者
国立研究開発法人国立国際医療研究センター 研究所
ゲノム医科学プロジェクト プロジェクト長
溝上 雅史
分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター 主幹研究員
位髙 啓史
概要
HBVDNA不活化治療を目標として,肝へのmRNA送達システム開発・機能解析を進める.mRNAを搭載したナノマシンの設計,導入効率や毒性に関する評価を進め,モデル動物を用いたHBV不活化効果の評価を行っている。
事業名
革新的がん医療実用化研究事業
領域3:アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発に関する研究
研究開発課題名
PRDM14を標的とする革新的核酸治療による難治性がん克服のための実用化に関する臨床研究
分担研究開発課題名
核酸医療のデリバリーシステムの構築
期間
H28.4.1~H29.3.31
研究開発代表者
国立大学法人東京大学
医科学研究所附属病院 抗体・ワクチンセンター
特任准教授 谷口 博昭
分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則
概要
本課題では、分子標的治療が確立していない予後不良なトリプルネガティブ乳がん、及び膵臓がんにおいて過剰発現が認められるPRDM14を標的とする核酸創薬を目指している。当センターの分担研究では、PRDM14を標的とするsiRNAのデリバリーシステムの開発を行っている。
事業名
革新的がん医療実用化研究事業
領域3:アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発に関する研究
研究開発課題名
固形がん幹細胞を標的とした革新的治療の開発に関する研究
分担研究開発課題名
固形癌幹細胞の代謝特性に関わるCD44経路等を標的とした高分子ミセル型DDSの開発
期間
H28.4.1~H29.3.31
研究開発代表者
国立大学法人大阪大学
大学院医学系研究科消化器外科 教授
森 正樹
分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則
概要
本課題では、アンメットメディカルニーズが高い難治性の消化器(膵癌、転移性大腸癌を含む)を対象にした癌幹細胞を標的とした革新的な治療法の開発を目指している。当センターの分担研究では、癌幹細胞を標的としたDDSの開発を行っている。
事業名
革新的がん医療実用化研究事業
研究開発課題名
難治性消化器がんに対する核酸医療の臨床への展開
分担研究開発課題名
OUM302のDDS評価
期間
2017年度-2018年度
研究開発代表者
国立大学法人大阪大学
大学院医学系研究科消化器外科 教授
森 正樹
分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則
事業名
脳科学研究戦略推進プログラム
「臨床と基礎研究の連携強化による精神・神経疾患の克服(融合脳)」研究開発課題名
血液脳関門通過型抗アミロイドβオリゴマー抗体の創生によるアルツハイマー病の分子イメージング診断、治療法の開発及び発症メカニズムの解明
分担研究開発課題名
抗体を効率的に脳内へ送達するGLUT1結合リガンド分子の構築と機能評価
期間
2016年度-2020年度
研究開発代表者
国立大学法人東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 教授
横田 隆徳分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター センター長
片岡 一則公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター 客員研究員
安楽 泰孝概要
本課題では、アルツハイマー病(AD)を対象にその発症原因分子として可能性の高いアミロイドβ(Aβ)オリゴマーを標的分子に焦点を絞って、すでに米国でphase Iに入っている分担研究者の松原が開発したAβオリゴマー抗体(ABO抗体)を用いて、BBB通過型ABO抗体を創生する。さらにAβオリゴマーPET/MRIを開発して診断と共にAβオリゴマー病態を解析する。この結果、AD発症超早期または発症前の診断と治療対象患者の選別が可能となり、その治療効果の繰り返し評価を可能とするコンパニオン診断薬の開発、一つの担体に治療機能と診断機能の両者を搭載する「theranostics医薬品」の実現という、次世代創薬に求められる先進的創薬コンセプトに符合した革新的、理想的な認知症創薬の達成を実現する。
事業名
ウイルス等感染症対策技術開発事業
研究開発課題名
ウイルス感染症の可搬型迅速診断装置の開発
期間
2020.12-2021.3
研究開発代表者
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 教授
一木 隆範分担研究者
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター 副主幹研究員
上野 真吾概要
独自開発した流体デバイス技術を活用した可搬型・迅速ウイルス感染症検査システムの社会実装に向け、試作機開発を行い、その有用性を定量的に検証する。