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第30回Cross Cultural Eventを開催しました

10月8日、iCONM職員、施設利用者、川崎市や産業振興財団関係者を対象に Cross Cultural Event(異文化交流会)を開催しました。今回は、海外インターンシップ生のダイダーさんとラレさんに、母国トルクメニスタンの文化や観光地、加えて二人が通っているオグズ・ハン トルクメニスタン工科大学について紹介してもらいました。

まずはダイダーさんから、白い街として有名なトルクメニスタンの首都「アシガバート」について紹介がありました。白い大理石で統一された建築物が並ぶ美しい街で、街中にはさまざまなモニュメントが点在しているそうです。紹介スライドを見ただけでも、白い街の美しさや豪華なモニュメントに目を奪われました。
続いては観光地「ダルヴァザ・ガス・クレーター」について。ダルヴァザ・ガス・クレーターは直径約60~70メートル、深さ約30メートルの天然ガス火口で、有害なガスの放出を防ぐため火をつけたところ、その後50年以上燃え続けているそうです。燃え続けるクレーターの幻想的な光景から「地獄の門」とも呼ばれています。
その他、伝統工芸品である絨毯が有名で、絨毯の博物館があるという話や、石灰岩の台地で恐竜の足跡が発見された話など、バラエティに富んだプレゼンとなりました。

ラレさんからは、二人が通うオグズ・ハン トルクメニスタン工科大学について紹介してもらいました。オグズ・ハン トルクメニスタン工科大学には、Green Chemistry(グリーンケミストリー/環境調和化学)、Ecological Biotechnology(生態学的バイオテクノロジー)、Cyber Physics(サイバー物理学/情報物理学)、Biotechnology(バイオテクノロジー/生物工学)、Molecular Biology(分子生物学)、Computer Programming(コンピュータプログラミング)、Artificial Intelligence(人工知能)とさまざまな学科があり、在籍する生徒や若手研究者がアイデアや研究成果を発表するイベントが開催されているそうです。
その後は食文化について、「ピシメ(揚げパン)」「ドグラマ(羊肉とパンを羊肉の煮汁で煮込んだスープ)」など伝統的な食べ物を紹介してもらいました。中でも参加者の目を引いたのは「ラクダのミルク」。栄養価が高く、チーズなどの加工品にも使用されるそうです。

街並み、観光地、食文化と、さまざまな角度からトルクメニスタンを知る良い機会となりました。iCONMとオグズ・ハン トルクメニスタン工科大学は教育・研究分野における協力関係促進のための覚書(MoU)を締結しています。今後も積極的に交流し、相互理解を深めることは、イノベーションにつながる重要なファクターだと思います。

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