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第32回Cross Cultural Eventを開催しました
11月20日、iCONM職員や施設利用者、川崎市および産業振興財団の関係者を対象に、Cross Cultural Event(異文化交流会)を開催しました。今回は、iCONM片岡・喜納ラボのDr. Leon Bixenmannより、母国ドイツの歴史について、中世ヨーロッパを中心に紹介してもらいました。
はじめに、中世ヨーロッパの成り立ちについてのお話がありました。中世とは、西暦500年頃から1500年頃までの時代を指します。それ以前のヨーロッパには、あの有名なローマ帝国が存在していました。ローマ帝国はヨーロッパ全域に加え、アジアやアフリカの一部にまで及ぶ広大な帝国で、水道橋(アクアダクト)や公衆浴場、劇場なども整備され、当時としては非常に高い水準の暮らしが営まれていたそうです。しかし、帝国があまりに広大であったため、多様な民族や宗教が混在し、次第に争いが起こるようになりました。その結果、国は分断され、やがてローマ帝国は崩壊します。その後、かつて一つだった広大な土地には、多くの小さな国や領域が生まれました。これが中世ヨーロッパの始まりとされています。ローマ帝国崩壊後も争いは続き、ヨーロッパは西フランク(現在のフランス)、東フランク(現在のドイツ)、イタリアへと分かれ、現在のヨーロッパの原型が形づくられていきました。
その他にも、教会や城を中心に形成された街並みの特徴や、騎士の装甲を容易に貫通したクロスボウ(石弓)、大砲といった武器、当時大流行した黒死病(ペスト菌によって引き起こされる致死率の高い感染症)についてなど、幅広く紹介してもらいました。参加者からは、「日本でも人気のある中世ヨーロッパについて、詳しく知ることができてよかった」といった感想が寄せられました。これまでにもドイツ文化の紹介はありましたが、歴史に焦点を当てた内容は今回が初めてでした。同じ国であっても、異なる角度から触れることで新たな気づきを得られることを実感できる、貴重な機会となりました。







