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第37回Cross Cultural Eventを開催しました

7月27日、iCONM職員や施設利用者、川崎市および産業振興財団の関係者を対象に、Cross Cultural Event(異文化交流会)を開催しました。今回は、広州医科大学薬学部教授 / 片岡・喜納ラボ所属のHuang Yugang客員研究員に、地元・中国広州について紹介してもらいました。

まずは、広州の位置や歴史について紹介がありました。広州は中国南部に位置し、香港やマカオなどとともに「粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ・グレーターベイエリア)」を構成する中心都市の一つです。その歴史は古く、広州を象徴する「五羊石像」には、5人の仙人が5頭の羊に乗って現れ、稲穂をもたらしたという伝説が残されています。また、市内を流れる珠江は美しい夜景でも知られ、広州を訪れた際にはナイトクルーズがおすすめとの紹介もありました。

長い歴史を持つ一方、広州は中国を代表する工業都市でもあります。自動車や新エネルギー車、電子機器、産業用ロボット、蓄電池などの製造業が盛んで、今後はバイオ医薬やAIなどの発展も期待されているそうです。また、1957年から開催されている「中国輸出入商品交易会(広州交易会/カントンフェア)」には世界中から多くの人々が訪れます。実際の会場を紹介する映像からも、数多くのブースや商品が並ぶ圧倒的な規模と活気が伝わってきました。

続いて、広州に根付く「嶺南文化」について紹介がありました。海に近い広州では、古くから外部の文化を受け入れる開放的な風土が育まれてきたそうです。精巧な木彫りや陶器、彫刻などで知られる「陳氏書院(陳家祠)」をはじめとする伝統建築や、嶺南画派、広東オペラなど、広州ならではの文化や芸術について紹介してもらいました。

端午節の時期に行われる「ドラゴンボートレース」も、広州を代表する伝統行事の一つです。当日の映像では、龍の頭を付けた細長い船が大勢の漕ぎ手によって驚くほどの速さで水面を進み、参加者から「映像を早送りしているのでは?」という質問が出るほど。その迫力あるレースの様子に参加者も驚いている様子でした。

そして、広州といえば欠かせないのが食文化です。点心を楽しむ「朝茶」の文化をはじめ、さまざまな広東料理が紹介されました。質疑応答でも食の話題は盛り上がり、広州を訪れたことのある参加者から「広州料理を強くおすすめします」との声も。川崎駅の近くにも現地の味に近い広州料理を楽しめる店があるという話から、「今度みんなで行きましょう」という呼びかけもありました。

今回の交流会を通じて、広州と川崎には、ともに工業都市として発展してきたという共通点があることにも気づかされました。国や文化は異なっていても、都市の成り立ちや発展に目を向けると、意外な共通点が見えてきます。今回の交流会は、そうした共通点も感じながら、広州の歴史や文化、現在の姿について理解を深める機会となりました。

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