ニュース&トピックス
万能なスマートナノマシン®の実用に向けて
スマートナノマシン®(以下、ナノマシン)はすでに、がん、炎症性疾患、神経性疾患、さらには現在のCOVID-19感染症など、幅広い疾患に対する実践的な解決策を提供しています。次のステップとして、ほぼすべての種類の治療薬(小分子薬、遺伝物質、抗体など)を搭載できる多目的ナノ医薬品プラットフォームの構築を計画しています。また、GPS機能をナノマシンに持たせ、体内を効果的にナビゲートすることも目指しています。GPSコードを変更するだけで、ナノマシンの行き先を制御できます。つまり、ナノマシンを特定の臓器、組織、細胞、または疾患部位に送達することができるようになります。
さらに、病巣部の環境に応じて薬剤を自動で放出する機能(自動オフロード機能)を持たせることも可能です。たとえば、がんを標的としたナノマシンは、病巣に到達した後にのみ自発的に薬物を切り離します。 GPSコードまたは自動オフロード機能は追加のオプションであり、主要なナノマシンで同様のことが行えます。このように、追加オプションを自由に組み合わせるだけで、さまざまな病気に同じナノ医薬品プラットフォームを適用できます。さらに重要なことに、ベースとなるナノミセル(担体)は同一であるため、臨床への橋渡しはより迅速なものになります。