中心研究者
片岡 一則 / Kazunori KATAOKA
サブテーマII リーダー
高分子集合体を基盤としたナノキャリアの開発
難治性疾患治療や再生医療を実現するためには、生体内の特定部位で細胞を分化誘導させる機能性ナノ材料や標的細胞に遺伝子や薬剤を的確に送達するナノデリバリーシステムの開発が必要である。本研究では、ブロック共重合体やデンドリマー(樹状高分子)の自己集合により形成される超分子ナノキャリア(高分子ミセル、高分子中空ナノキャリア、エンベロープ型ナノキャリアなど)を創製し、緊密な医工薬連携を展開し、臨床応用へ展開する。以上の研究を通じて、本課題は、未来型「ナノ医療」体系の創出に大きく貢献するものと期待される。
所属 |
工学系研究科マテリアル工学専攻 教授 医学系研究科附属疾患生命工学センター臨床医工学部門 教授(兼任) |
専門分野 |
ドラッグデリバリーシステム・バイオマテリアル |
受賞歴 (いずれも片岡先生単独での受賞) |
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平成11年3月12日
Fellow of the American Chemical Institute for Medical and Biological Engineering
米国医学・生物工学院(American Institute for Medical and Biological Engineering)
医学・生物工学分野における顕著な業績に対するフェロー表彰
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平成12年5月30日
高分子学会賞
(社)高分子学会
生体機能性高分子ミセルの創製と特性評価
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平成16年5月17日
Fellow of the International Union of Societies for Biomaterials Science and Engineering
国際バイオマテリアル科学・工学連合 (International Union of Societies for Biomaterials and Engineering)
バイオマテリアル科学及び工学分野における顕著な業績に対するフェロー表彰
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平成17年4月27日
Clemson Award for Basic Research
米国バイオマテリアル学会 (Society for Biomaterials)
Smart Polymeric Micelles as Nanocarriers for Gene and Drug Delivery
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平成20年7月15日
Founders' Award
国際コントロ-ルド・リリ-ス学会(Controlled Release Society)
薬物制御放出の科学と工学における顕著な業績に対する表彰
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平成21年6月3日
NIMS賞
(独)物質・材料研究機構 (National Institute for Materials Science)
薬物・遺伝子を体内に運ぶナノ構造デバイス
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平成22年4月5日
科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞(研究部門))
文部科学省
高分子ミセルの機能化と薬物送達システムの応用に関する研究
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平成24年3月23日
2011年度 フンボルト賞
高分子ナノテクノロジーに基づく標的指向型ドラッグデリバリーシステム(DDS)の創出
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平成24年7月26日
第9回江崎玲於奈賞
高分子ナノ構造を用いた薬物・遺伝子キャリアの開拓と難治疾患標的治療への展開
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職歴 |
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昭和54年4月-昭和55年3月
東京女子医科大学医用工学研究施設 助手
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昭和55年4月-昭和61年2月
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所 助手
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昭和61年3月-昭和63年7月
東京女子医科大学医用工学研究施設 専任講師
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昭和63年8月-平成元年3月
東京女子医科大学医用工学研究施設 助教授
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平成元年4月-平成6年9月
東京理科大学基礎工学部材料工学科 助教授
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平成6年10月-平成10年3月
東京理科大学基礎工学部材料工学科 教授
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平成10年4月-平成14年3月
東京大学大学院工学系研究科材料学専攻 教授
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平成14年4月-
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 教授(専攻改組)
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平成16年7月-
東京大学大学院医学系研究科附属疾患生命工学センター 臨床医工学部門 教授(併任)
- 現在に至る
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