研究者データ
前田 瑞夫/ Mizuo MAEDA
共同提案者
DNA修飾ナノ粒子の特異的自己組織化を用いる遺伝子診断
我々はDNAで表面修飾した金ナノ粒子が起こす新しい現象を発見している。直径15 nm の金ナノ粒子表面に15塩基のDNAをブラシ状に固定化した後、塩を加えると、DNAの自由末端構造に依存して以下のような応答が見られたのである:DNA末端が完全対合する(平滑末端の)二本鎖の場合は金ナノ粒子は凝集し、一本鎖の場合および末端が平滑でない二本鎖の場合は金ナノ粒子は分散したままであった。この現象は20塩基程度の核酸を直接検出する方法として最適と考えられるので、本課題ではこれをmiRNAに適用することを試みる。研究室で独自に開発した自律駆動型マイクロチップならびに層流樹状増幅法を組み合わせ、高感度で信頼性が高く、迅速かつ簡便なmiRNA診断システムの構築を目指す。
所属 | 独立行政法人・理化学研究所 基幹研究所 前田バイオ工学研究室 |
専門分野 | 高分子化学、分析化学、バイオ材料学 |
URL | http://www.riken.jp/lab-www/bioengineering/index.htm |
TEL | 048-467-9312 |
FAX | 048-462-4658 |
住所 | 〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 |